Ars Electronica（アルスエレクトロニカ）は、オーストリアのリンツ市を拠点に40 年にわたり「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案し続けている、世界的なクリエイティブ機関です。アート、テクノロジー、社会をつなぐ出会いの場を創造し、横断的「未来」を提案しています。

Ars Electronica Center today
Credit: Ars Electronica / Robert Bauernhansl

Ars Electronica Center in 1996

Opening of the 1979 Ars Electronica Festival
Credit: Kurt Prokosch

Universe by Isao Tomita at the 1984 Ars Electronica Festival / Klangwolke
Credit: Sepp Schaffler

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Ars Electronica の歴史は1979年に電子音楽のフェスティバルとして始まります。世界的な芸術・先端技術・文化の祭典として毎年開催されるArs Electronica Festival、メディアアートの世界的なコンペティションであるPrix Ars Electronica、未来の美術館として市民に新しい体験を提供するArs Electronica Center、R＆D部門として未来を形にするArs Electronica Futurelabを筆頭に、多様な活動と、ここに集う世界中のエキスパートのためのコミュニティを醸成しています。

また、リンツ市においてのArs Electronicaは、電気、水道、交通に並んで位置付けられる公益企業でもあります。 わたしたちは今、パンデミック、気候変動やSDGsなど社会全体で取り組むべき課題と、それに伴うDXなど社会構造の変革に直面しています。本質的な課題発見、新たな価値の創造、人々への触発や対話といったアートの力は、水道局が全ての市民のために安全な水を届けるように、誰にでも提供されるべき社会基盤である。この信念の下、文化的な社会基盤として人々にアートと議論の場を提供しているのです。

Ars Electronica Festival

Ars Electronica Festival（アルスエレクトロニカ・フェスティバル）は、1979年に電子音楽の祭典として始まった世界的なメディア・アートの祭典です。アート、テクノロジー、社会をつなぐ出会いの場として、毎年、世界中から参加者が集まり、展示、カンファレンス、パフォーマンス、といった様々な実践が発表され、議論が繰り広げられます。リンツ市を拠点とするフェスティバルの会場は固定ではなく、タバコ工場、郵便配送場ほか市内の様々なエリアや建物の魅力を再発見し、再開発してきました。

Kepler Hall
Credit: tom mesic

Triopic Spectacle / PDNB (Postdigital Neobaroque)
Credit: Ars Electronica / Martin Hieslmair

ZusammenHelfen Conference 2018: Day of Encouragement, POSTCITY
Credit: tom mesic

Concert / EI Wada & Nicos Orchest Lab at OK Nightline 2018
Credit: vog.photo

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Prix Ars Electronica

Prix Ars Electronica （プリ・アルスエレクトロニカ）は、世界で最も伝統と権威のあるメディア・アートのコンペティションです。いくつかのカテゴリーを通して、デジタル社会の問題を中心に、テクノロジーの革新的な使用、有望なコラボレーションの戦略、芸術表現の新しい形を表現する画期的なプロジェクトを探します。1987年の開始当初から時代を映し出す革新的な表現、探求、活動が表彰され、最優秀作品にはGolden Nica（ゴールデン・ナイカ）が贈られます。

The Golden Nica and STARTS Prize winners
Credit: tom mesic

Award ceremony of u19—create your world
Credit: tom mesic

Golden Nica
Credit: Ars Electronica / Martin Hieslmair

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Ars Electronica Futurelab

Ars Electronica Futurelab（アルスエレクトロニカ・フューチャーラボ）は、アート×リサーチのためのラボ・アトリエです。Ars ElectronicaのR＆D部門として1996年からスタートし、アーティストや科学者からなる国際的かつ学際的なチームが未来を研究しています。AI、ロボット、建築、インタラクティブ技術、新しい美学など幅広く最先端研究を進めると同時に、その成果を社会に向けてアクセス可能にし、その社会的な意味やインパクトの議論を深めるために活動を展開しています。

Ars Electronica Spaxels over Linz
Credit: Ars Electronica / Martin Hieslmair

Mercedes-Benz F 015 in the main square of Linz
Credit: vog.photo

Ali Nikrang of the Ars Electronica Futurelab and the Bösendorfer 290 Imperial CEUS
Credit: vog.photo

Art Thinking

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Ars Electronica Center

Ars Electronica Center（アルスエレクトロニカ・センター）は未来の美術館として1996年にオープンしました。先端的なアートが体験できるミュージアム、世界的にユニークな８KシアターのDeep Space、ロボット、バイオテクノロジーからマテリアルまでラボを活用したワークショップなど、年間を通じて、様々な年齢と対象に多様なプログラムをオンサイトとオンライン（ホームデリバリー）で提供しています。

Neural Network Training / Ars Electronica Futurelab
photo: vog.photo

What a Ghost Dreams Of / h.o
photo: Ars Electronica / Robert Bauernhansl

Astronomy in Deep Space 8K - Uniview / Zeiss
photo: Ars Electronica / Robert Bauernhansl

Impression of the Kids’ Research Laboratory
Credit: Ars Electronica / Martin Hieslmair

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